『グレングラント1990 “バーテンダー à Tokyo” ボトル』 誕生!

ようやく、ようやくこの時を迎えました。

企画からおよそ1年・・・

私、Bar Sekireiの店主の夢とBar Sekireiに集うウイスキー愛好家たちの夢がついに形となって実現しました。

その夢とは遠いスコットランドの蒸留所からウイスキーの樽をひとつ丸ごと購入,瓶詰めし、オリジナルのラベルを貼ること。
そして、プライベート・ブランドのボトルとして世に出すこと。

かつて「プライベート・カスク(樽)」として大きなお店や複数のお店、著名人や有名なバーテンダーなどが所有することはあっても、Bar Sekireiのような、町の小さなお店にとっては途方もないことであり、まさに夢物語。。。
それがオープンからたった5年ほどでこうして実現し、しかもBar Sekirei単独で出すことができるのはお店がもたらしてくれた出会いの連鎖の奇跡としか言いようがないでしょう。

まずは発表させていただきます。
≪バー・セキレイ カスク クラブ≫が企画した、
「MANGA アート “バーテンダー” シリーズ」としての記念すべき第1弾、

『グレングラント1990 “バーテンダー à Tokyo” ボトル』です。

グレングラント1990その1

25年もの。限定239本,シリアルナンバー付き。
店主と、この企画を機に発足した「バー・セキレイ カスク クラブ」のメンバーたちの想いが詰まったボトルです。
Bar Sekireiのロゴマークも入っています。

グレングラントは1840年創業、スコッチを代表するスペイサイド産のシングルモルトウイスキー。現在、販売量世界第5位のメジャーブランド。イタリアにおいては、断トツのNo.1シングルモルトウイスキーです。
私たちは厳正な試飲を経て数ある蒸留所の樽の中からこの蒸留所の樽を選びました。

瓶詰をするにあたり、ボトルの顔となる「ラベル」をどうするかは最も重要なポイントでした。
やはり、「秋葉原」という場所にあるオーセンティック・バーならではの個性と主張が欲しいと思っていました。

そこで着目したのはやはりアニメや漫画などのカルチャーを取り入れること。
アニメや漫画のラベルといえば既に日本酒などの分野で「萌え酒」というものが存在していましたが、それではウイスキーのボトルにはどうしてもフィットしないと感じていました。
漫画やアニメの分野でありながらアートを感じられ、ウイスキーのボトルにしても違和感のない作品、しかも、よりボトルの価値を高めてくれる作品。
そしてこの企画がもし続くとするのであれば記念すべき第一弾として相応しい作品。。。

すぐにひとつの作品名が浮かびました。これしかないと思いました。
オーセンティック・バーを舞台にした作品、バーテンダーが主役の作品、これほど相応しいものが存在するでしょうか。

その作品の名前は現在グランドジャンプPREMIUMにて連載中の『バーテンダー à Tokyo』。

既に原作の漫画家、加治佐修先生とお知り合いにならせていただいたことは幸運でした。集英社『グランドジャンプ』編集部のご協力もいただき、快く表ラベルの原画を引き受けていただけることになりました。

そして、このあと何よりも私を喜ばせ驚愕させてくれたのはもうひとりの原作者、城アラキ先生のご協力をいただいたことです。
試飲の上で何かコメント文と・・・さらに直筆サインを・・・と恐る恐る尋ねてみましたらこちらも快諾していただきました。
「これは大変なことになってきたぞ」と武者震いをした瞬間でした。

こうして完成したラベル、バー好きには有名な人気漫画『バーテンダー à Tokyo』の主人公、佐島 蓮がBar Sekireiのカウンターに立つ、加治佐修先生描き下ろしイラストが表ラベルを飾ります。
よりアート感を演出するため、先生は久しぶりにアクリル画で描かれたそうです。本当に高級感のある素晴らしいラベルになりました。
しかもありがたいことにこの原画を当店にプレゼントしていただきました。後日、きちんと額装してから店内に飾らせていただきます。

グレングラント1990その2

裏ラベルには城アラキ先生の試飲後の詩とサインが添えられています。とても重みのあるボトルとなりました。

グレングラント1990その3

お二人の原作者さまとコラボレーションし、このボトルには私たちにとってこの上なき栄誉と価値が与えられました。
加治佐先生、城先生、そして集英社グランドジャンプ編集部の皆さま、本当にありがとうございました。

グレングラント1990その4

『バーテンダー à Tokyo』は集英社「グランドジャンプPREMIUM」にて好評連載中、そして4月19日にコミック最新第7巻が発売されたばかりです。このボトルに興味を持たれた方は既刊も含めこの機会にぜひご購読ください。

グレングラント1990その5

さて、あとはこのウイスキーがいつから飲めるかということですが。。。

私たちが見た秋葉原のオーセンティック・バーならではの夢を・・・、ご一緒に味わってみませんか?ボトル販売に先駆け、4月28日(木)より当店にてショット売りを開始させていただきます。
また、現在制作中なのですが、注文して飲んでいただいたお客さまには記念として表ラベルに使用した原画をポストカードにしてプレゼントさせていただきます(加治佐先生、編集部に承認済みです)。

ボトル販売についても気になる方が多いかと思いますが、基本的にこのボトルは「バー・セキレイ カスク クラブ」で企画、瓶詰されたもので大半のボトルは既に会員へ分配されております。
ほとんどは各会員の贈答用や自己保管分にまわされるものと考えられます。
Bar Sekireiにおきましてもまずはお得意様への贈答や、本来のショット売りを優先にしたいと考えております。

一般販売分もあるにはあるのですが、総数239本のほとんどが会員に渡っているため、実際の一般販売数はかなり少なくなるものと思われます。

現在、ボトルの価格や販売方法につきましては輸入・販売元と相談中です。予定ではおそらくゴールデンウィーク明けの5月9日(月)以降になるかと思います。
詳しいことが分かりましたらまたこの公式サイトやTwitter、Facebookでお知らせしたいと思います。
電話予約やお取り置きもできませんのでお店に直接お問い合わせいただくことはどうかご遠慮くださいませ。

今回の企画はまさに一大イベントでございました。
企画してから今までそれはそれは沢山のエピソードが生まれました。とてもとてもブログでは書き切れません。
なので、もし今年の夏コミに当たったら記録として1冊の同人誌にまとめてみたいなと思っています。
無事に完成して販売できたあかつきには同人誌購入者対象にボトル購入権利の抽選券とか付けてみてもいいかもしれません。
ボトルが残っていればの話ですが・・・^^;

最後に一括納品日でなければ出来ない写真を撮影しましたので貼っておきます。

グレングラント1990その6

う~ん、爽快!幸せです^^
夢の実現へ後押ししていただいた「バー・セキレイ カスク クラブ」のメンバーの皆さまにも最大限の感謝と祝福を!
ぜひ第2弾も実現させましょう!